いつもお仕事お疲れさまです♪
あの世界的有名な物理学者アルベルト・アインシュタインが言った
「複利は人類最大の発明。 知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
という発言はご存知でしょうか?
私もそうでした。「投資は複利が効くから良いんだよ!」と言われ、
公務員の皆さん、というか他の人でも同じですが、複利をよく知らないことは損をしていると思うので、もし知らない方がいれば、本記事をご覧ください。
投資をするしないは別にして、まず知ることで今後の資産に影響してくる問題です。
この記事で
公務員の資産形成の方法が学べる
老後や退職後の資産を考えるキッカケになる
お金の勉強の第一歩を踏み出せる
あなたが今、複利を知らずに投資を始めようとしていたり、複利を知らずに投資なんかしない!と思っているのであれば、数分で読み終えるので、ぜひご覧になってください。
【公務員でも知らない?】複利とは
複利は、投資したお金で得た利益を受け取らないで、再度投資に回す(複利)ことで、プラスで運用できた時に、得られる利益が雪だるま式に増えます。
時は金なりの本当の意味
「時は金なり」と聞くと
時間はお金と同じくらい大切だから無駄にしないようにしよう
という教訓的な意味合いで使われること多いです。
もう1つ「Time is money」という同様の言葉を聞いたことがあると思います。
これはアメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンが発したことを語源としています。ここで言われている意味は、日本の時は金なりとは少し違います。
それは、稼ぐ(儲ける)機会を失うという考え方です。
たとえば、友達との飲み会に5,000円使った時間で、アルバイトをしていたら10,000円稼げたとします。単に娯楽に5,000円使ったと思えばマイナス5,000円ですね。
しかし、Time is moneyの考えでは、15,000円のマイナスなんです。
まだピンとこないかもしれませんが、投資できる時にやらないことで、投資で儲ける機会(と金額)を損失していることになる考え方です。
単に貯金して、それを切り崩していく人と「上手に運用しながら使っている人」では時間の経過とともに経済的な差が広がっていくということです。
若さという最大の武器
いや本当そうですよね。経済的な面だけ言われると、(私も大好きな)飲み会を否定されてるみたいで嫌ですよね。
職場の人間関係や自分自身のストレスのことを考えると、息抜きとなることに時間やお金を使うことは決して間違いではありません。若いうちは、本や資格の勉強などに自己投資することもめちゃ大事だと思います。
それは「必要なお金」として使って良いと思います。そして、目を向けるのは貯金しているお金です。
若いというのは、投資できる時間が多いのが最大の武器です。時間が多いことで、先ほどの複利のパワーが最大限発揮されます。
この点で、
貯金がたまってから
生活費と貯金で余ったら投資に
まだ若いから結婚や子どもができたら考えよう
といった考えを持っている方にはぜひ検討してもらいたいです!これはもしかしたら今回1番言いたかったことかも。
若いうちにやっておけば、、、と思ってもそこは取り返しはできないのが厳しい現実ですよね。
次はもう少し、具体的に投資で複利を効かせた場合のシミュレーションをしていきます。
今すぐ計算してみて!72の原則
72の原則という投資の世界で有名なものがあります。
これは、現在の資産が倍になるために必要な年数とその利率の黄金式です。
例えば、10年でお金を2倍にしたい場合の年率(年利)は、10✖️Y=72なので、Y=7.2%ということになります。
5年の場合は、5✖️Y=72なので、Y=14.4%です。
私がおすすめする投資信託のインデックス投資はだいたい年利3~5%です。早く資産を増やしたいと思ったら、リスクが高く損失の危険が多い投資方法になります。
公務員として長年安定して働き、コツコツと投資できる皆さんはリスクがなるべく低く手堅い運用方法が、老後や退職後の資産形成に最良の方法だと思います。
とにかく少しずつ長く投資し続けることで、大きな力になることを次でシミュレーションしていきます。
長期運用前提なら再投資型を選択
投資信託で運用する際、利益が出た場合、すぐに分配金をもらう方法と得た利益を再投資(複利)する方法を選べます。
下の表では、再投資する方法で運用した場合の比較をしています。
投資信託で運用していた場合、インデックス運用なら年利3~5%が見込めます。表では4%の想定で元金100万円で運用した場合を表しています。
10年後には、100万円の元手が148万円になっています。
一方、分配金をもらう方法では年利4%想定なので、毎年4万円の分配金が得られます。10年後には40万円の利益です。
10年で8万円(約20%)の差が、投資の方法によって出たことになります。
確かに利益が出ているうちにもらってしまった方が安心ということもあるかと思いますが、それでは複利の効果が受けられません。
今回の例では100万円を最初に投資して、再投資型で放置した場合のシミュレーションです。
しかしこれが、毎年少しずつ元金も増やしていった場合ではどうでしょうか。
この方法による差はどんどん広がっていきます。もはや投資すらしていない場合とは、時間が経てば経つほど計り知れない差になっていることになります。
投資といってもたくさん種類があります。私は株式の投資信託(インデックス運用)をおすすめしています。今回もその想定で話していて、よくわからん!という方はこちらの記事もご覧ください↓
公務員が早期に投資する意味
銀行に貯金だけは本当におすすめしない
まず、初歩的なところから話させてください。
投資を考えていて、周りより一歩進んでいるあなたですから、これは言うまでもないかもしれませんね。
銀行に資産の多くを預けておけば、お金が増える時代はとっくに終わっていますよね。
高度経済成長期には定期預金の金利が10%を超えていましたが、2020年5月ゆうちょ銀行の同金利はなんと0.002%です。
100万円預けていても、1年で20円しか増えません。
低金利の政策を続ける日本ではすぐにこの傾向が変わることはないでしょう。
それどころか、給料は上がらず、退職金が減らされる公務員にあって、年金保険料(共済年金廃止)や消費税などが上昇しており、教育費もインフレ傾向にあるため、銀行に預けているだけでは実質マイナスになっちゃうんですよ。
公務員の待遇の良さ
公務員は時代と逆行するものの、終身雇用前提で、毎年給与が上がる年功賃金、おイタさえしなければクビにもならない待遇の良さがあります。
加えて、一般企業よりも整った年金制度もあり、結婚したい職業ランキングでも上位にいます。
これだけライフスタイルが確立され、見込みの収入も把握しやすければ計画的に投資することが可能です。
これをあなたが見極められれば、早期から投資をしてさらに頑強な資産を築いていくことができます。
始めるのが遅いと意味がない?
今回お話ししている複利を活かすには、確かに若くて早く始めることが有利です。
では40代、50代でも遅いかというと全くそんなことはありません!
①元金を多く出せる
公務員で40代や50代であれば、給与も上がってきており住宅ローンや子どもの教育費を除いても、若手職員より使えるお金はある人も多いと思います(なかったらすみません)。
投資は元手が多いほうがリターンの年率が低くても、利益を多く得られます。
ギャンブル性の高い投資方法はおすすめしませんが、投資額を多くして手堅く運用することで、10年後20年後に得られる利益はあります。
②つみたてNISA
つみたてNISAは、20年以内であれば投資で得られた利益に課税がされません。
少額で積み立てられますし、もう今さら遅いから、、と思っているのあれば、ぜひご検討してみると良いと思います。
つみたてNISAに早いも遅いもありません。詳しくはこの記事をご覧ください↓
iDeCoに関しては、定年までの積み立てで運用するため、早いうちからやることに大きなメリットがあります。ですので、他の方法を蹴ってまでやる必要はないと思います。
積立額の所得控除など、積み立てている最中でも得られるメリットがあるので気になる方はこちらの記事をご覧ください↓
公務員が複利の力を活かすまとめ
複利を活かさないことは、利を得る機会の損失
複利において、若さこそ最大の武器
72の原則で1度は計算してみよう
投資信託の再投資型を選んで複利を得よう
公務員こそ複利を活かしやすい職種
40~50代から始めても決して遅くはない
長文をお読みいただきありがとうございます。複利のすごさを理解できましたか?私も記事を書きながら、すごさを再認識していたところです。
投資を避けがちな方も多いとは思いますが、そんな方にも何かを考えるキッカケにできたら幸いです。
またお会いしましょう!ありがとうございました!